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【初心者】マーケティングにおける分析方法

1. 概要

今回、仕事の関係でマーケティングで使用される分析方法を調査する機会があったので、そのままこの記事にその調査結果を記載します。

私自身は最近、研究開発職からサービス系の部署に移動になり、マーケティングなどは初心者でした。そこで少しでもマーケティング能力を付けようと思い、分析方法などを調査するに至りました。

私と同じようにこれからマーケティングを始めようとする方のご参考になれば幸いです。

2. マーケティングにおける分析方法

分類 名称 内容
市場分析 PEST分析
企業経営に関わる外部環境について、大局的な見地から分析していくためのフレームワーク。法律や規制の動向といった政治的要因(Politics)、賃金や物価、金利、家計消費の動向などの経済的要因(Economics)、人口動態や流行、宗教などの社会的要因(Society)、技術革新やインフラの整備状況といった技術的要因(Technology)の4つの視点から外部環境を見ていくことで社会全体の動向をつかみ、自社のビジネスを展開していく上での機会や脅威の発見につなげていく
3C分析
顧客や市場(Consumer)と競合(Competitor)、自社(Company)の3つの観点から自社の経営環境について分析する手法。顧客や市場については、市場規模や成長性、顧客ニーズや購買行動、競合各社の市場内シェアや推移、業界内のポジションと新規参入、代替品の可能性(脅威)などについて分析していきます。
SWOT分析
自社がコントロールできない外部環境のなかにある機会(Opportunity)を捉えたり、脅威(Threat)に立ち向かうために、自社の持つ強み(Strength)や弱み(Weakness)をどのように活用していくかを検討するためのフレームワーク
5フォース分析
自社をとりまく環境を以下の5つの分類ごとに整理し、それぞれが自社のビジネスにとってどれくらい脅威となるか、また、対抗していく上で、どのように効果的に自社の資源を配分していくかを検討する材料とするものである。競争業者、新規参入業者、代替品、売り手、買い手の5つの分類についてどのような状況にあり、自社にとっての脅威の程度はどれくらいかを整理することで、それぞれに対しどう対応していくべきかを検討する材料とするものといえる。
基本戦略 STP分析
市場を何らかの軸で細分化し、共通するニーズを持つグループに分割するセグメンテーション(Segmentation)、細分化したグループ個々について自社の商品・サービスとの親和性や市場としての有望さなどの観点から優先順位を定めるターゲティング(Targeting)、競合商品・サービスとの対比の中で自社の商品・サービスの位置づけを定めるポジショニング(Positioning)という、商品・サービスを市場に上梓し消費者に訴求する前に行うべき一連の分析・検討事項を指すものである。
ポジショニングマップ
業界内における、自社の位置づけを示す二次元のマップ。独立性と重要度が高い縦軸と横軸で構成し、競合と重ならない空白の位置を取るようにすることがポイント。今だけでなく、将来的に優位に立てる位置を取るというのもポイント。
具体的施策 4P分析
STP分析により定めたターゲット・セグメントに対し、ビジネスの成果を実現するために、企業がコントロール可能なマーケティング要素である「製品(Product)」、「価格(Price)」、「流通(Place)」、「プロモーション(Promotion)」の4つのPを適切に組合せていく。
バリューチェーン分析
原材料の調達から商品・サービスが顧客に届くまでに企業が行う活動の連鎖を、価値の連鎖(バリューチェーン)として捉えたものである。「主活動」と「支援活動」全体のなかで、“どこでより多くの付加価値が生まれているか”、“過大なコストがかかっている活動はどれか”といったことを可視化することで、コスト削減や自社の強み・弱みを把握することにつなげていくものである。

 

3. 具体例

3C分析の事例

cs.oricon.co.jp

SWOT分析の例

keywordmap.jp

5フォース分析

innova-jp.com

 

4.オススメ書籍

オススメ書籍は、「ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70」です。「第2章 市場を分析する」では本記事で紹介した分析方法が記載されています。この書籍は図も多く視覚的にわかりやすい本だと思います。

 

5. 引用文献

satori.marketing

cyber-synapse.com

satori.marketing

cs.oricon.co.jp